セットリストやMCは東京公演とほぼ変わらずなので、大阪ならではの追加など。

まず、大阪では「今日が千秋楽です。」という言葉が何度も出ていました。
「東京、長野、大阪ときて、今日は全国ツアーの千秋楽です。」という感じです。

今回も羽毛田さんならでは（？）のひっかけがありました。
アンコールの時ですが、「今日は千秋楽なのでもう１曲やります。」と聞いた時は
うれしい！と思ったのですが、東京公演のレポを見て脱力しました。
「黒いオルフェ」に使われたサンバ、と覚えたので間違いないかと思いますが、始めから２曲だったのですね。
ええ、ちょっと複雑ですがもう１曲聞けてうれしかったです。はい。

衣装は東京と同じです。タイとチーフは赤味がかかったオレンジで、紅花か茜かはたまた蘇芳で出そうな色でした。
ちょっと意外な感じでしたが、印象深かったです。
そしてkingyoさんが書かれていた靴下、私も見ました。
なにせハケポジだったので（時々前列の人で遮られましたが）！
時々ふっと目に入っては「うう、すいかだ。なぜあの靴下？！」と気になる瞬間が何度もありましたが、曲に聴き入っているうちにそんなことを忘れてしまう、という繰り返しが何度もあったライブでした。

演奏は１曲目から引きこまれていきました。
途中、何度も拍子をとる靴音が聞こえたり、live imageでも見かけていた口で歌いながらの演奏だったりを、間近で見ながらだとまた音の印象が変わるのですね。
個人的には大きなホールよりも、これくらいの距離で聴ける方が好きです。
そして羽毛田さんのピアノ、なんだか音色がさらに多彩になっているような気がしました。

今回はMCの時間がとても長かったので、濃い時間でした。
特に「ちょっと自分の話をさせてください。」で始まった「御大はいかにして御大となったか」の話、オチで「では、その「地球に乾杯」を聞いてください。」と来た時の、あの感覚！　
ひっくり返した砂時計の砂は落ち切る間際に急速に落ちていきますが、あんな感じで、ぽん！　と現実に戻されたような不思議な感覚でした。

一緒に行った娘は、会場から出るなり「癒された〜。」と満面の笑みでした（一応受験生）。
少し音楽系の専攻なので、私とは違う聴き方もしていたようです。
そして、「結城さんかっこいいー！」と今回もつぶやいていました。

また次回のライブが楽しみです。